
LDC3期修了生 畑中亮介さん (コンサルティング会社勤務・人事部)
立教大学経営学部リーダーシップ開発コース(LDC)は、人づくり、組織づくりのプロフェッショナルを育成するオンラインで学べる社会人大学院です。LDCでの学びは、現在の仕事やキャリアにどう活かされているのでしょうか。LDC修了後に転職し、新たなキャリアに挑戦なさっているLDC3期修了生、畑中亮介さん(コンサルティング会社勤務)にお話を伺いました。
―畑中さんは修了後、2年が経過したところですね。まずは、現在、どんなお仕事をなさっているのか教えてください。
畑中さん コンサルティング会社の人事部で、主に人事制度の企画を担当しています。社員数は約6000名。人事系のメンバーは約100名、そのうち制度系の担当は約10名です。人事評価制度の企画運用の他、一部、組織開発のような業務にも携わっています。直近では、全社的な人事制度の改定があり、報酬まわりの見直しを担当しました。処遇のあり方や報酬水準の設計といった、制度の根幹となる理屈を組み上げていく仕事です。
―制度改定の背景には何があったのでしょうか?
畑中さん 現在、私たちがいるコンサルティング業界では、業界全体で人材不足となっており、優秀な人材の確保をめぐる競争が激しさを増しています。報酬水準も年々上昇していることから、定着率を高め、流出を防ぐためには、魅力ある報酬制度の構築が欠かせません。さらに、能力の高い人材が早期に昇格できる仕組みを整える必要性も高まっており、こうした背景を踏まえて制度改定に踏み切ったというわけです。
―畑中さんが今の会社に転職なさったのは、LDC修了後のことだったそうですね。
畑中さん はい。もともとは新卒で入社した専門商社で人事の仕事をしていました。在学中、様々な業界で活躍なさっている方々とお話する中で、世の中には本当に色々な会社や考え方があることを実感し、自分のキャリアを考えたときに「このまま一つの会社に居続けるだけでは、経験値も上がらず、引き出しも増えていかないのではないか」と感じました。「コンフォートゾーンから出る」という言葉がありますが、慣れ親しんだ環境ではなく、自分が「異質」になれるような新しい環境に身を置かなければ成長はないと考え、転職を決意。LDC修了後に転職活動を始め、その年の9月に新しい会社に入社しました。
―前職とは全く異なる業界へ転職なさったわけですが、LDCでの学びは活かされていますか?
畑中さん 会社が変わると、やはり文化や考え方が全く違うので、そのあたりは戸惑いもありました。ですが、やるべきことは人と組織の課題解決であって、そこにはLDCで学んだフレームが非常に役に立っています。コンサルティング会社ではどちらかというとデータを用いた合理的な判断を好む人が多いのですが、人事というのはそう単純なものではない、ということも分かっていますので、様々な理論や考え方をクロスさせながら自分なりに考えられるようになっているところは、LDCでの経験が大きいと感じています。
―お仕事をする中で、LDC修了前の自分と変わったと感じるのはどんなところですか?
畑中さん これまでは自分の経験した範囲内のことしか分からなかったので、自分の判断にどこか確信が持てないところがありました。しかし、LDCで体系的に学び、同期や先輩をはじめ、様々な実務家の方々と議論を重ねる中で、「これが普遍的な考え方なのかもしれない」と、自分なりの軸ができてきました。そのおかげか、考えがブレなくなったというか、以前よりも自信を持って判断できるようになりました。あと、実務とアカデミックを繋ぐ視点を持てるようになったのは、LDCで学んだ強みかもしれません。なぜ正しいと思うのか、なぜ違うと感じるのかを、背景となる理論に基づいて説明できるようになったと思います。
―お仕事以外のところでも、なにか変化を感じていることはありますか?
畑中さん それはもう、生活の全てが変わりました。LDCって、修了後も勉強会や読書会、飲み会などのオフ会など、毎月必ずなにかしらのイベントがあるのです。そうしたイベントに参加していることを会社の人たちに話していたら、「畑中さんって、めちゃくちゃアクティブな人なんですね」と言われるようになってしまいました(笑)。私自身、まさかこれほど外部ネットワークが広がるとは思っていませんでしたし、社会人になってから、これほど深いコミュニケーションができる仲間ができるとは、想像もしていませんでした。そうした関わりの中で得る学びは多く、オフの過ごし方や物事に取り組む姿勢、考え方そのものが根本的に変わってきていて、人生が充実してきていると感じています。
―これからやっていきたいことなどはありますか?
畑中さん LDCコミュニティの活動には積極的に参加するようにしていますので、それをこれからも続けていきたいですね。イベントなどの機会もどんどん増えていますし、いろんな方がいろんな角度で発信をしてくれるので、その度に新しい刺激をいただいています。在学中は同期との関わりが中心でしたが、修了後はさまざまな期の方々との交流が広がっています。LDCにはほんとうに多様な方々がいらっしゃるので、今後もどんな展開が待ち受けているのか、ワクワクしています。

