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  • 2025.10.22
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  • 2025年9月 リーダーシップ開発コース説明会レポート③ [個別相談会パート]

2025年9月13日(土)、立教大学大学院経営学研究科経営学専攻リーダーシップ開発コース(LDC)の説明会をリアル&オンラインで同時開催しました。

 

説明会前半の「教職員パート」では、教職員がコースの特色や入試制度について説明を行い、続く「在学生・修了生パート」では、1年次、2年次の在学生及び修了生が、受験勉強から入試、在学中の生活、授業内容、修了後の活動など、LDCでの「学び」について、詳しく紹介しました。

説明会後半は、テーマ毎に教室(オンラインではブレイクアウトルーム)に分かれて、在学生、修了生が参加者からの個別質問に直接答える「分科会セッション」が行われました。

 

今回の説明会にご参加いただけなかった方にもLDCへの理解を深めていただけるよう、説明会レポートを「教職員パート」「在学生・修了生パート」及び相談会でのやりとりをご紹介する「分科会パート」の3回に渡ってお届けいたします。

 


 

<個別相談会パート>

 

在学生・修了生パート「在学生&修了生から見たLDC」の終了後は、在学生・修了生らが参加者から寄せられた質問に答える個別相談会が行われました。質問と回答の一部を内容別にご紹介します。

 


 

●リーダーシップ開発コースについて

Q: 大学院の内容についていくには最低限どのような基礎知識や経験が求められますか?

A:基礎知識としては、経営学部教員が薦める下記の書籍をまずは読んでいただくことをおすすめします。

https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/2025/0722/

 

Q: 人材開発に関するグローバルの最新の知見も学べますか?

A:学べます。英語論文を読むことも求められます。

 

Q:統計学、数学の知識はどの程度求められますか? 

A: データアナリティクス演習という授業で、SPSSなどの統計パッケージを受講生全員がインストールして、ゼロから学びます。様々なデータを用いて、多変量解析などを学びます。授業前にオンデマンド講座などで予習ができるようになっており、みなさんゼロから学ばれています。入学時点で事前知識はなくても大丈夫です。授業内で生成AIを用いた分析例の紹介なども行っています。

https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/#graduate

 

なお、経営学研究科の博士課程後期課程は「研究者」の育成を目的としています。高度プロフェッショナル人材を育成するリーダーシップ開発コースとは目的が異なりますのでご注意ください。これまでのLDC修了生(2021~2024年度修了生)の中で本研究科の博士後期課程に進学した者は合計で5名です。

 

Q: 学生に、お客さん(知の消費者)ではなく、知の生産者としてのスタンスを求めるのはなぜですか

A:「豊かな学びの場」は、教員だけが頑張って創るものではない、という理念があるからです。教員も、学生の皆さんも、事務職員の皆さんも、すべてのひとびとが貢献し合って、つくるものだと信じています。

 

Q: 経営学研究科の博士課程後期課程について教えてください。

A:当コースは、博士課程【前期】課程(学位:修士)への入学となります。

当コースから、博士課程【後期】課程(学位:博士)へ進学する場合は、博士課程後期課程の入学試験の受験が必要です。博士後期課程の受験資格については、立教大学のウェブページの「大学院入試情報(概要)」の「出願資格」に詳しく記載があります。

https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/#graduate

なお、経営学研究科の博士課程後期課程は「研究者」の育成を目的としています。高度プロフェッショナル人材を育成するリーダーシップ開発コースとは目的が異なりますのでご注意ください。これまでのLDC修了生(2021~2024年度修了生)の中で本研究科の博士後期課程に進学した者は合計で5名です。

 


 

●学費について

Q:リーダーシップ開発コースの学費を教えてください。
A:2年間でおおよそ260万円(2024年度)です。本コースの学費およびその他の納入金については、下記リンク先の「大学院生の学費」の資料にてご確認ください。

https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/fees/qo9edr00000066v7-att/academic_fees_2025graduate.pdf

※「経営学研究科経営学専攻 前期課程」が本コースのことを意味します。

 

Q:学費の支援はありますか?
A:立教大学の奨学金制度があります。また、厚生労働省の教育訓練給付制度を活用することもできます。2024年4月以降の入学者のうち雇用保険の被保険者である等の一定の条件を満たす場合は、この制度による給付金を受給することができます。本制度を利用したい方は、入学前にご自身でハローワークに行って所定の手続きをしていただく必要があります。詳しくは下記をご確認ください。

https://ldc.rikkyo.ac.jp/tuition/

 


 

●入試について

Q: 出願資格について教えてください。

A:出願資格については下記ページ内の「出願資格」からご覧いただくことができます。

https://www.rikkyo.ac.jp/admissions

※経営学 – 経営学(MB) が本コースを意味します

また、昨年度の内容にはなりますが、下記の入試要項ページから「出願資格」についてご確認いただくことも可能です。

https://guidelines.rikkyo.ac.jp/daigakuin2025/sper_cob

詳しくは、10月下旬に公開予定の入試要項を必ずご確認ください。
 

Q: 筆記試験はどういったものでしょうか?

A:昨年度の概要については下記のリンク先でご確認いただくことができます。

https://guidelines.rikkyo.ac.jp/daigakuin2025/sper_cob/_asset/pdf/cob-exam_sper.pdf?1019

今年度の詳細については、10月下旬に下記リンク先の「経営学研究科経営学専攻 前期課程」に入試要項が公開される予定です。

https://guidelines.rikkyo.ac.jp/daigakuin2026

また、以下にて前年度実施の過去問題の閲覧が可能です。

https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/undergraduate/mknpps0000035aob.html

 

Q: 入試倍率はどのくらいでしょうか?

A:結果は以下の「入試結果」のファイルからご覧いただけます。

https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/#graduate

大学院入試情報(概要)> 入試結果 からファイルをご覧ください。

※ファイル内では「【博士課程 前期課程】 <社会人入学試験区分> 経営学-社会人」の項目をご確認ください

 

Q:求められる英語のレベル、基準等について知りたいです。

A:英語レベルによる足切りという発想はありません。これを機会に英語に取り組み、触れる機会を増やし学び直すきっかけにして、各種試験をご受験いただけますと幸いです。入学後に論文や文献を読む上で英語は必要になりますが、多くの人は、同級生同士で助け合ったり、テクノロジーも駆使したりして、チャレンジしています。

 

Q:他の大学や大学院とのダブルスクールは可能でしょうか。

A:立教大学では、日本国内他大学との二重学籍は認められていないため、同時に他の大学院に通学いただくことはできません。

 

Q: 受験勉強はどのようにやっていましたか?

A:経営学部教員が薦める下記の参考図書を読み、内容をまとめたり、重要な理論や概念をピックアップして書き出したり、それに対して自分なりの考えをまとめたり、といったことをやっていました。

https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/2025/0722/

また、過去問を取り寄せて、問題研究をやっていました。勉強会を開くなどして、仲間と共に勉強していた人、SNSなどで先輩を見つけてアドバイスを求めた、という人もいたようです。

 


 

●プロジェクト計画書及びリーダーシップ・ファイナル・プロジェクトについて
Q:プロジェクト計画書のフォーマットはありますか?また、入学後、プロジェクトに取り組む際に変更が生じた場合はどうすればいいのでしょうか?

A:プロジェクト計画書に記載すべき項目は明示されます。昨年度の内容に関しては、下記ページの「出願手続」の項目からご確認いただけますが、詳しくは10月下旬に公開予定の入試要項を改めてご確認ください。

https://guidelines.rikkyo.ac.jp/daigakuin2025/sper_cob

なお、プロジェクト計画書に文字数制限はありませんが、昨年度はA4 用紙3ページ以内で記載していただいています。

また、プロジェクトの内容は、1年次末にファイナル・プロジェクト開始時に改めて検討していただきます。その際、当初の計画書に記載した内容から大きく変更する在学生も少なくありません。クライアントが変更になるケース、学びが深まる中でチャレンジしたいことが変わるケース、クライアントのニーズや組織、人材の課題が入学前とは変化しているケースなど、その理由は様々です。

 

Q:リーダーシップ・ファイナル・プロジェクトの「プロジェクト」には、どのようなテーマを選べばいいのでしょうか。

A:リーダーシップ開発コースにおける「プロジェクト」とは、

1)学生自らが探してきたクライアント組織に対して

2)人材開発・組織開発・リーダーシップ開発の理論に基づきながら

3)クライアント組織の抱える組織課題・人材課題の状況をデータ分析し

4)経営・現場の課題解決に資する人材開発・組織開発・リーダーシップ開発を自ら企画・実装し

5)効果を測定するなど、クライアント組織に生じた「変化」を記述すること

を意味しています。

こうした「人づくり・組織作り」に関連するプロジェクトであれば、テーマはどのような内容でも基本的には問題ないと考えていただいて良いかと思われます。

 

Q:過去の LFP報告書の中身は閲覧することはできますか?

A:守秘義務の都合から閲覧不可ですが、入学後、守秘義務契約を結んでいただくことで、閲覧可能な論文を読むことはできます。これまでの修了生のプロジェクトテーマが知りたい場合は、下記リンク先からご確認いただけます。

2021年度修了 

2022年度修了 

2023年度修了 

2024年度修了 

 


 

●大学院生活について
Q: 講義にやむを得ない事情で出席できなかった場合について教えてください。

A:授業によっては録画しない授業がありますが、授業を欠席された場合は、授業の資料や録画ビデオを見て学習していただくことが可能です。ただし、本コースの授業は、オンラインであっても受講生が授業中に能動的に学ぶことで学習が深まるインタラクティブな形式が中心です。そのため、多くの授業では「3割以上欠席した場合は、自動的に単位取得ができなくなる」という成績評価基準が設けられています。効果的な学習のためにスケジュールの確保をお願いいたします。

 

Q:地方在住なのですが、対面授業の時はなるべく出席したいと考えています。遠方に住んでいる方は対面授業の際、どのようにしていたのでしょうか?

A:まず、LDCは基本的にオンラインだけでも修了が可能なオンラインの大学院であり、対面授業に参加しなければいけない、というわけではありません。対面授業の際も必ずリアルとオンラインミックスのハイブリッド形式で行われます。ただ、対面授業の際は、先生方から直接授業を受けたい、グループワークを一緒にやっている仲間と集まりたい、懇親会に参加したい、といった理由で、多くの在学生がリアル参加しています。対面授業は2~3か月に1度程度で、主に土曜日に行われます。土曜日の朝、始発で東京に来る人もいれば、前日に東京入りして、金曜夜の授業をホテルで受ける、という人もいます。予定は前もって決まっているので、飛行機の早期割引を利用して予めチケットを購入しておいた、という人もいました。オンラインだけでも学びの質は変わりませんが、無理のない範囲で対面授業に参加することで、より充実した大学院生活にすることができるでしょう。

 

Q: 現在、海外勤務をしています。日本には休暇として年に3回程度帰国できるのですが、帰国月は決まっており、例えば、夏期の集中講座には出席できそうにありません。海外から学ぶことは難しいでしょうか。

A:本コースは、オンラインだけでも修了が可能ですので、オンラインでリアルタイムで授業に出席ができるようであれば通学は可能です。ただし、滞在されている国によっては時差の影響などがあるかと思います。授業に参加可能かどうかは、時差を考慮したうえでご検討いただく必要があると思われます。

 

Q:休学は可能でしょうか。最長どの程度休学が可能でしょうか。

A:休学は可能です。これまでも入学後に休学制度を活用し、修了された方がいらっしゃいます。詳しくは下記からご確認いただけます。

https://spirit.rikkyo.ac.jp/fees/about_payment/SitePages/kyutaigaku.aspx

 


 

●子育てとLDCでの学びとの両立について

Q:小さなお子さんを育てながら在籍されている方も、2年で修了されていますでしょうか?

A:乳児~小学生低学年のお子さんを育児中の方も、今のところ2年で修了なさっています。出産や小さなお子さんを育てながらの大学院生活についてはインタビュー記事がありますので、よろしければご参照ください。

・修了生インタビュー「LDCは人の学び、人の成長を応援してくれる大学院。学びを諦めないで」

https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/2022/0513/

・LDC在学生インタビュー「子育てとLDC、両立できますか?」

https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/2023/1225/

なお、池袋キャンパスでの対面授業の際は、託児所を利用することも可能です。

https://www.rikkyo.ac.jp/campuslife/support/others/partnership.html

 

※その他のご質問については、下記のページもご参照ください。

リーダーシップ開発コース Q&A

https://ldc.rikkyo.ac.jp/faq/