オンラインで学ぶ社会人大学院であるリーダーシップ開発コース(LDC)ですが、毎月のようにリアルで集まって続けられている有志のサークル活動があります。それが「LDCランニング部」です。今回は、ラン好きでもあるLDC広報担当の私(井上)が実際に皇居を走って、活動実態を調査してきました。
ランニング部の主な活動内容は「皇居を走って、お茶をする」というものです。月に一度、日曜日の朝に日比谷のランニングステーションに集合し、1周5キロの皇居周回コースを1~2周ジョギング(またはウォーキング)し、汗を流した後は、カフェでお茶をして、11時に解散するというのが基本の活動です。なんと、活動開始から毎月欠かさず続いており、参加した2024年9月のランニング活動は「第29回 」とのことでした。
残暑厳しい日曜の朝8時、眠い目をこすりながら向かったのは、集合場所の日比谷駅近くのランニングステーション。このランニングステーションではレンタルできるセットもあるので手ぶらで参加することもできます。
各々がランニングウェアに着替えたら、皇居へ向かいます。
スタート地点の桜田門近辺で輪になり、まずは簡単な自己紹介と準備運動。
準備運動ができたら、皇居ランスタート。
皇居ランニングコースは、皇居のお濠、桜田門や千鳥ヶ淵公園、二重橋といった観光スポットを走りながら楽しめる都内屈指の人気ランニングコース。
ランニング部には、「早朝から15キロ走ってきました」などと“ガチ”で走り込んでいる人もいますが、今回は「前回ランニング部で走ったきり走ってません」「普段は全く運動してません」という人が多く、ペースはゆっくりめ。ちなみに、走らずに歩いて1周する「歩き隊」でも参加OKとのことです。
ランニング中は、黙々と走る人もいれば、仕事やLDCの話をしながら走る人も。私も前半は元気よくしゃべっていましたが、徐々に言葉数は少なくなり、最後は暑さでヘロヘロになりながら無言のゴールとなりました。全身汗だくになりましたが、ぐったりした疲労感も心地良く、なにより「日曜の朝から頑張った自分♪」という達成感に満たされながら、ゆっくり歩いてランニングステーションへ戻ります。
さっぱりと汗を流し、着替えたあとは、みんなでカフェへ移動。
ランニング部の活動は紀藤さん、森さん、落合さんら2期生によって始められました。カフェにて、ランニング部がどんな経緯で始まったのか聞いたところ、「ちょうど2期の2年次が始まる前のタイミングだったんですよね。2年次は個人で進めるファイナル・プロジェクトが中心になるため、定期的にリアルに集まれる場が欲しかったのもあります。毎月集まるようになり、同期で先行研究について情報交換したり、プロジェクトの進め方を相談しあったり、先輩の1期生の方にアドバイスをもらったりしていました。なにより報告書の執筆が大変だったので、走るのがいい気分転換になっていました。」ファイナル・プロジェクトの報告書執筆が大詰めを迎えた頃は、ランニング部の活動後、そのまま大学の自習室へ向かい、執筆に励んだこともあったそうです。
LDC修了後も、紀藤さんがスケジュール連絡と準備体操、森さんが写真と広報、落合さんがイベント企画といった役割分担で、2期生3人が中心となって毎月欠かさずランニング部の活動を続けてきました。ランニング部にはLDC在学生、アラムナイだけでなく、教職員が参加することもあり、そうした際は走りながら気軽に先生に相談できる貴重な機会になっているといいます。
↑中原先生、事務局の鹿島さんも参加
これまでで最も参加者が少なかった日は3名、最も多かったのは2024年6月に行ったナイトラン&ウォークで、教職員、在学生、アラムナイ、約30名が集まり、走った後はみんなで懇親会に行き、期をまたいだ大交流会となりました。また、2024年2月には、皇居を飛び出し、国立競技場で行われたリレーマラソンにLDCランニング部として参加。大いに盛り上がったそうです。
↑最少人数の日(紀藤さん、森さん、落合さん)
↑ナイトラン&ウォークの様子
この日参加した1年次在学中の5期生3人は、「最近は仕事とLDCの勉強で忙しく、運動不足になっていて、体を動かしたいと思っていました。デジタルデトックスにもなり、運動を始めるいいきっかけになりました」「6月のナイトランに参加し、歩くだけでもOKと知って参加しました。先輩と気軽につながることができ、いろいろお話を聞かせていただけてありがたいです」「4回目の参加だが、1回目は『歩き隊』で参加、2回目はお茶だけ参加、前回から走り始めました(笑)。アラムナイの先輩方はもちろん、同期でもプロジェクトのグループが異なると、よく知らない人もいるので、リアルに会って話せるのが嬉しいですね」などと話していました。
走った後は「共に走った仲間」といった連帯感が生まれるためか!?初対面でもリラックスして話すことができ、すっかり楽しく話しこんでしまいましたが、お茶タイムは11時きっかりに終了し解散。「日曜日の朝を有意義に過ごした!」という満足感いっぱいで帰路につきました。
ランニング部の活動を続ける2期の3人は「様々な期のアラムナイや現役の在学生と話していると、刺激をもらえて、自分ももっと学ばなくては、もっと実践していかなくては、という気持ちになります。勉強会や読書会などももちろん大切ですが、ゆるくつながれるコミュニティというのも大事にしたいな、と思っているんです。ラン好きはもちろんのこと、歩くだけ、お茶だけの参加も大歓迎です。」と話します。
秋以降にはリレーマラソンへの参加やマラソン合宿なども計画されているとのこと。在学生も修了生も教職員も、走って、語って、ゆるくつながって、運動不足も解消できるLDCランニング部は、LDCでの「学び」を豊かにしてくれること間違いなし。私もまたぜひ参加させてください!