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  • 2024.07.25
  • 授業
  • リーダーシップ・ファイナル・プロジェクト春学期成果報告会

6月29日(土)、LDC2年次のリーダーシップ・ファイナル・プロジェクト春学期成果報告会が立教大学池袋キャンパスで行われました。教室には2年次全員が対面で参加し、教員は対面とオンラインの両方の参加者がいるハイフレックス形式での開催です。


リーダーシップ・ファイナル・プロジェクト(LFP)とは、全LDC生が2年次に取り組む実践・研究プロジェクトです。

この授業では、人材開発・組織開発のプロフェッショナルとして実践力・課題解決力を獲得することを目指し、チームではなく、一人で本格的なクライアントワークに取り組みます。受講生各自が、自分でクライアント組織を探し、その組織の課題を解決するための人材開発・組織開発・リーダーシップ開発の取り組みを実施し、それをアカデミック・ペーパーの形で記述してプロジェクト報告書にまとめます。LFPの修了がLDCの修了要件となっており、まさに大学院での学修の集大成となるプロジェクトです。


プロジェクトのキックオフは1年次の11月に行われており、前年度からそれぞれクライアント組織を見つけ、キーパーソンへのインタビューや関係者のヒヤリング、データ収集などを行ってきました。ファイナル・プロジェクト春学期成果報告会では、ここまで行ってきたプロジェクトの概要と進捗状況を発表し、先生方や他の受講生からのフィードバックを行います。


8時50分に授業がスタート。本日の予定や注意事項についてのアナウンス、中原先生からの挨拶などのオープニングを経て、9時15分から4つの教室でLFPの成果報告会が始まりました。発表者はそれぞれがここまで取り組んできたプロジェクトに関して、クライアント組織についての説明、課題抽出の経緯、調査や介入プロジェクトの概要、先行研究や効果測定の方法などを発表します。先生方はプレゼン資料を見ながら、フィードバックを行います。


全員の発表が行われた後は、1年次の成績優秀者を表彰するディーンズリストの発表です。今年は2名が成績優秀者として表彰状が授与されました。


お昼休憩をはさみ、14時から16時までは春学期の振り返りを行い、それぞれが秋学期に向けての取り組みを考えます。はじめに、中原先生からLFPの目的、プロジェクト報告書の定義、プロジェクトを評価する観点などについて改めて説明がありました。理論と実践をつなぐLDC独自のプロジェクト報告書は、いわゆる学術論文とは異なるものの、単なる実施レポートというわけでもありません。在学生はディスカッションや質疑応答を通じて、理解を深めていきました。


15時からは1人ずつ、自身のプロジェクトにおける課題の整理と今後の自身のアクションプランの発表を行いました。それぞれが成果報告会について気づいたこと、夏休みそして秋学期に取り組みたいことなど、これからの決意を述べていました。


LDCでの学びの集大成となるLFPですが、1年間に渡って様々な関係者とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを1人で進めて行かなければなりません。今回の春学期成果報告会では、自身のプロジェクトに対するフィードバックを得るだけでなく、併走する仲間と励ましあい、完走を誓い合う機会となったのではないでしょうか。