7月8日（土）、立教大学池袋キャンパスにて「リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト（LWP）」の最終成果報告会が開催されました。LWPは、人材開発・組織開発、リーダーシップ開発に必要な概念を課題解決を通して学ぶことを目的としたプロジェクトです。受講生らはチームで協働し、オンライン・ワークショップの開発に取り組みました。

受講生らは3か月間、以下2つの課題に取り組みました。「1．2023年において企業に勤める若年労働者の抱える人材課題を調査し、ひとつ決めよ！」、「2．1の対象者が90分で受講可能なオンライン・ワークショップを開発し、実施せよ」。

最終成果報告会は、「Rikkyo Workshop Collection 2023」と銘打たれ70名程度の参加者が集まりました。各チームのオンライン・ワークショップのタイトルは下記の４つです。
ワークショップ１：分かり合えなさの解消！～若手とのアタリマエの違いへの処方箋～
ワークショップ２：若手に響く「シン・ギョウムシジ」～クオリティとパフォーマンスを高める魔法～
ワークショップ３：Build Up！～みんなでつくる理想のチーム！～
ワークショップ４：入社２年目からの成長の秘訣～フィードバック・シーキングを先取りせよ！〜

ワークショップ終了後の参加者からのフィードバックには、「コロナ禍が個人にもたらした影響を意識して、改めて若者たちを観察したり、対話してみたいと思いました」、「ここまでのクオリティのワークショップを作っておられ素晴らしいと思いました。週明けに早速、育成会議があるので社内で共有していこうと思います」、「チームビルディングのお手本のような空気作り、ファシリテーションでした」、「理論と実践がしっかりと結びついている点も説得力がありました」などの声が寄せられました。

午後の授業では、自分のリーダーシップを磨き、身を持ってリーダーシップ開発を知る「リーダーシップ開発」の時間が設けられました。学生たちはこれまでの3か月間のチーム活動を振り返り、メンバーどうしで相互フィードバックをしあいながら、自らのリーダーシップ発揮の在り方や課題について徹底的に見つめ直しました。

チームでの振り返りの後に、受講生らはLWPでの学び活動を振り返り、今感じていること、今後どうしていきたいのか、決意を全員の前で語りました。
教員からは、「これからも皆さんで学びあうことを続けてもらいながら、想像できなかった自分に出会う機会を沢山持ってもらえたらと思います。」、「秋学期の人材開発・組織開発2ではクライアント組織に向き合うことになり、対象者の関係性・多様性は複雑になり、より難易度が高くなるので、今後に向けて学びを進めて行ってほしい。」とのメッセージがありました。

入学して初めてのプロジェクト活動を通じて、リーダーシップ開発の重要性を実感し、自身のリーダーシップ開発の機会を得た受講生らのLDCでの学びはまだまだ続きます。