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  • 2023.04.22
  • 授業
  • 2023年度スタート!「リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト」キックオフを開催

4月8日(土)立教大学大学院経営学専攻リーダーシップ開発コース(通称LDC)4期、23年度生のリーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト(LWP)のキックオフが立教大学池袋キャンパスにて行われました。新入生は社会人17名。16名が対面受講で、オンライン受講の1名は、教室のメンバーとZOOMでつないでの参加です。

新入生初めての対面授業は午前9時から14号館の501教室にて行われました。はじめに、経営学研究科委員長山口和範教授は「入学おめでとうございます!みなさんには『大変ですが、頑張りましょう!』とお伝えしたいと思います。LDCは参加すれば何かが得られるのではなく、積極的に参加することで一緒につくる、そういう大学院です。我々も全力でサポートしますので、一緒になって学びの場をつくっていけたらと思います。LDCはとにかく楽しむことが大切ですが、つらいこともあるかと思います。お互いに支え合いながら、乗り越えていきましょう」と挨拶。
 

 
山口先生からは全員に「プレッジ(Pledge)」が記されたカードが配布されました。立教大学経営学部(COB)の学部生および大学院生には、「リーダーとして社会に貢献する行動をとる」と誓うPledgeという伝統があります。授業後は、全員が「立教大学COBの誓い」に署名を行いました。このPledgeは、学部長室に掲げられます。

続いて、LDC主査 中原淳教授が「中原淳と申します。どうぞよろしくお願いします。この大学院は少し他とは異なります。今年度は1学年17名という超少数精鋭でほとんどが必修講義です。要するに17名がプロになるように設計されている、そういう大学院です。みなさんにお願いしたいのは『消費者』にならないでください、ということです。LDCは教職協働ではなく、“教職学生”協働です。みなさんには、知の消費者になるのではなく、知の生産者になっていただきたいと思います。これから、ここにいる17名と我々教職員との2年間の航路が始まります。LDCにいるとき、みなさんはWhy are you here?ということを常に自分に問いかけてください。Why are you here?と問いかける先には、自分がどうなりたいのか、というところが見えてきます。そして、この2年間の旅を終えたあと、どうなりたいのか、そして社会にどのような貢献ができるのか、というところが見えてくると思います。これからみなさんの中で、どんなケミストリーが起きるのかと、ワクワクしています」と挨拶しました。
 

 
続いて、藤澤広美助教が「入学おめでとうございます。私は主にキャリアの研究を行っています。みなさんが、LDCでどのように変化していくのか。このコミュニティがどうなっていくのか、これからの2年間が楽しみでとってもワクワクしています。どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶しました。
 

 
授業運営のサポートを行う事務局スタッフ鹿島千裕さん、井上裕香子さんの紹介が行われた後、まずは席が近い新入生同士で自己紹介しました。その後は、いよいよLWPの授業がスタート。LWPとは、人材開発、リーダーシップ開発の様々な概念を体感することを目的に、チームで協働して課題に取り組みながら、リーダーシップ開発をおこなう入学後初めての実践プロジェクト型の授業です。
 

 
まずは中原先生が登壇し、シラバスの説明です。この授業の最大の特徴は、チームでの課題解決活動を行っていきながら、同時に自らのリーダーシップ開発を行っていく、というところです。シラバスの説明を受け、全員と「心理的契約」が結ばれたところで、早速、今年のLWPの課題が発表されました。課題は、「2023 年において、企業に勤める若年労働者の抱える人材課題を調査し、ひとつ決めよ!」「1 の対象者が 90 分で受講可能なオンラインワークショップを開発し、実施せよ!」というもの。課題をどう設定し、誰を対象に、どのようなワークショップ行うのかは、これから各チームでの活動を通して決めていきます。ゴールは7月8日に外部参加者を招いて開催される最終成果報告会です。
 

 
休憩後はLWPでプロジェクトを行う4チームのメンバー構成の発表となりました。受講生たちはチーム毎に集まり、早速チーム課題に取り組みます。自己紹介の後は企業に勤める若年労働者の抱える人材課題について話し合いました。想定される課題に関する発表では、「若年層の主体性の欠如」「若年層と管理職とのコミュニケーションのズレ」「キャリア自律」「コミュニケーション不足」「自分の意志を出せない」「自分から関わる力が乏しい」「他者を想像する力が乏しい」などが挙げられました。これから約3か月間、チームでのプロジェクトが始まります。
 

 
最後はLWPを行うための注意点など、中原先生、藤澤先生からミニレクチャーが行われ、次回までの課題が示されました。いよいよ次週からはオンラインでの授業がスタートします。

 
午後13時半~15時は2年次の在学生有志が企画した新歓イベント「LDC Welcome Booth」が同教室内で開かれました。まずは、1年次同士の自己紹介タイム。一人ひとりが名前、普段の仕事、今の気持ちを表した漢字一文字を発表します。「安です。最初は緊張していたのですが、みなさんの顔を見て少し安心しました」「突です。50を前に自分が持てるものをすべて投入して突撃するぞ、という気持ちです」「新です。プライベートでも職場でもない新しい場所が見つかったという気持ちです」など、それぞれが初めて大学院授業を受けた今の気持ちを語っていました。
 

 
自己紹介の後は、2年次生3名と中原先生によるパネルディスカッションが行われました。「LWPの思い出」「仕事と大学院の両立、生活スタイルの工夫」などについて、サイコロの出た目でトークテーマを決める“サイコロトーク”で語ります。その後は数人ずつのグループに分かれて個別相談会です。2年次生は、自己紹介をしつつ、1年間のLDCでの日々を語ります。先輩方からのぶっちゃけトークに、新入生たちは興味津々。これから始まる大学院生活への様々な不安もかなり解消されたのではないでしょうか。
 

 
17時まで入学式とチャペルガイダンスが行われた後は1年次、2年次合同で懇親会も行われ、さらに親睦を深めました。17名の仲間が加わり、また新たな学びの旅が始まります。