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  • 2022.10.26
  • コースの運営
  • LDC事務局インタビュー(後編)「学ぶ事務局」が語る三者三様の「学び」

オンラインで学べる社会人大学院であるリーダーシップ開発コース(LDC)には、専属のサポート部署としてLDC事務局があります。事務局メンバーへのインタビュー後編では、LDC事務局の加藤走さん、井上裕香子さん、鹿島千裕さんにおひとりおひとりの「学び」について話していただきました。
※インタビュー担当(LDC 広報):井上佐保子


事務局にて(左から鹿島、井上、加藤)



「大人も変われる」そのことを事務局の私自身が実感しています by 井上裕香子さん

―ここからは少し、おひとりおひとりの素顔に迫りたいと思います!まずは井上さん、プライベートでなにかなさっていることはありますか?


井上 実はLDCでお仕事をするようになり、プライベートががらりと変わりました。私は以前から目の前のものを自分の肌でどう感じるか、ということを常に意識しているところがあって、本を読んで知識を得るというよりは、いろんな場に出かけていろんな人と出会い、実際に体験することを大切にしています。


そんな私が今、一番プライベートに影響を与えていると感じるのが、LDCでの仕事です。先生方や事務局メンバー、受講生のみなさんと接するうち、考え方やコミュニケーションの仕方、人としてのあり方に、とても刺激を受け、感化されていきました。LDCで影響を受けたことは仕事だけではなく、プライベートにもどんどん取り入れていったのですが、自分のあり方、コミュニケーションの仕方が変わったことで、家族や友人との関係も、自分の人生も変わり始めました。


LDCで仕事がしやすい環境を整えることを習慣にしていたら、いつのまにかプライベートも自分が行きたい方向に向かって動きだしていて驚いています。本当に人生が好転している感覚があり、友人たちからも「変わったよね!」と言われるほどです。


―それは素晴らしいことですね。具体的には、何が一番自分を変えてくれたと思われますか?


井上 フィードバックですね。事務局メンバーにしても、先生方にしてもLDCのみなさんは、めちゃくちゃフィードバックをしてくださるんです。私はつい、1つのことにこだわりすぎてしまうところがあるのですが、みなさんからフィードバックをいただくことで、視野が開けてきて、その中から自分がどうありたいかが見えてきて、それを選べるようになったら、プライベートも上手くいくようになり、とても生きやすくなりました。


私にとってはLDC事務局の仕事をすること自体が、プライベートの充実につながっている感じです。LDCのみなさんも感じていることかと思うのですが、安心感のある関係性の中で、たくさんのフィードバックをもらい、自分らしさを「いいよ」と言ってもらえると、大人も変われるんだな、と。そのことを事務局の私自身が実感しています。だからこそ、心の底からLDCが好きですし、事務局として働いていることにも誇りを持っています。


―いい話ですね。これまでとは仕事への向き合い方も変わりましたか?


井上 これまでもバックオフィス系の仕事をやってきたので、誰かのために仕事をする、ということは変わらないのですが、以前は「他人を優先して自分が我慢する」という働き方をしていた気がします。ですが、LDCに来てからは「自分が笑顔で働けるようにすることも大切なのではないか」と気づかせてもらいました。


以前は、他人を優先するあまり、自分が大変なのを我慢して、無理をしながら仕事をしていたように思います。今では、自分にとっての優先順位も考慮して取り組み、やらないこともきちんと決めること、まわりの人だけなく自分もやりやすいように環境を整えることで、楽しんで仕事ができるようになってきました。そうすることで、より自分らしく働くことができると気づきましたし、この仕事に誇りを持てるようになりました。


―LDCも素晴らしいですが、職場としてのLDC事務局もすばらしいですね。


加藤 今年度から全員が顔を合わせる木曜日に永田先生が授業でなさっている「5分間リフレクション」を取り入れています。それぞれ、この1週間に印象に残ったこと、経験して学んだことについて5分間で話す、というものなのですが、井上さんはいつも自分についての発見について話してくれます。お互いに日常的に感じていることを知っていると仕事上のコミュニケーションも取りやすくなりますし、事務局の中に自然とリフレクションが起こる習慣づけができるようになっています。事務局内でリフレクションタイムを設けていることを中原先生にお伝えしたら、「学ぶ事務局ですね」と言っていただきました。





LDCで学んだことがダンスチームのチームづくりに生かされています by 鹿島千裕さん

―続いて鹿島さん。鹿島さんは立教経営学部卒で以前はリクルートに勤めていらしたと聞きました。プライベートではどんなことをなさっているのですか?


鹿島 ダンスです。ダンスは4歳から始めました。現在は週に2回教えていて、週に2回学びに行っています。だいたい週に4~5日は踊っています。ダンスはジャズダンスやジャズファンクといったジャンルのダンスなのですが、教えているのはK-Popダンスです。


―本格的なダンサーなのですね。K-Popダンスとは!踊るの難しそうですが…?


鹿島 みなさんできますよ!事務局の3人で踊ったこともあります。実は最近、LDC事務局の仕事で、せっかくチームや組織について学んでいるので、そこで学んだことをダンスチームづくりにも活かせないか、と考えています。現在、K-Popダンスのクラスでは、9月末の発表会を目指して練習しているので、今のチーム状態を可視化する、リフレクションする、お互いのポジティブなところを見つけ合う、などといった機会を取り入れるようにしてみました。まだやり始めて4回ほどなのですが、ちょっとした工夫でみんながリラックスして話せるようになるなど、チームの雰囲気が変わってきたように思います。以前は「みなさんダンスを習いに来ているわけだし、チームづくりなど必要ないかな」などと、どこか遠慮していたところがあったのですが、お互いにオープンに話せるようになると、チームの雰囲気も良くなり、私自身も楽しくレッスンすることができるようになっています。


―授業サポートに入る中で、レッスンの参考になる授業などはありましたか?


鹿島 毎回どの授業でも学ばせていただいていますが、遊びや身体を使った活動を通して学ぶ難波先生の授業などはとても参考になります。また、先日は中原先生から「問いの立て方、質問の仕方によって、答えやすさが変わる」というお話を伺ってはっとしました。「この作品をどうしたい?」などとチームメンバーに問いかけても、これまではなかなか答えが出てこなかったのですが、「もう少し答えやすい質問にすればいいのかもしれない」と考えるきっかけになりました。


―事務局のみなさんもLDCで学んで、しっかり実践に活かしていらっしゃるのですね。


加藤 鹿島さんは、ダンス以外にも、体質改善ヘルスケアコーチのお仕事やスムージー屋さんの仕事もなさっているんですよ。


鹿島 週末は友人たちとキッチンカーを走らせ、プロテインスムージーのお店もやっています。


―複数のお仕事を同時並行でなさっているパラレルワーカーなのですね。最先端!もっともっとお話伺いたいのですが、時間が無くなりそうなので残念ながらここまでにしておきます。





大学院で学んだことが全て事務局運営の仕事に生きていると感じています by 加藤走さん

―最後に加藤さん。加藤さんは仕事と並行して大学院で研究をされていると伺いました。


加藤 働きながら大学院に通い研究をしていたことが、LDCの立ち上げ時にとても役に立ちました。どんなカリキュラムになっているといいのか、どんなシステムがあると学びやすいのかなど、社会人大学院生の目線でも考えることができました。そうしたことをキントーン等のコース運営ITツールの導入・構築をはじめとし、運営の仕組みづくりに活かすことができたと思っています。


―加藤さんの大学院での学びが、そのままLDCに活かされているというわけですね


加藤 今は、リーダーシップ開発について研究しています。リーダーシップ開発は組織開発とも人材開発とも深い関わりがありますので、学んだことは全て事務局運営の仕事に生きていますし、事務局での仕事もまた自分自身の研究にもつながっているように感じています。学んでいることを実践しつつ、実践からも学べている、というのがLDC事務局をやっていて面白いところです。


井上 実際、事務局の仕事を学びに変えてくださっているのは加藤さんです。先日も、事務局でそれぞれが大事にしたいことは何か?といった付箋ワークをしました。加藤さんがリードしてお互いのことを話せる場を作ってくださり、私自身、加藤さんにリーダーシップ開発されているな、と感じています(笑)


―リーダーシップ開発についての研究をしながら、「学ぶ事務局」のリーダーシップ開発もなさっているというわけですね。仕事以外の時間は何をなさっているのですか?


加藤 大学院に入ってからは、友人と会ったり、遊びに行ったりすることはあまりなく、家族との時間以外は専らが「研究」の時間になりました(笑)。ただ、研究を続けるうち、どんどん研究が楽しくなってきました。リーダーシップ開発の本なら、英語の本でもなぜか楽しく読める自分がいるのも大学院に入ってからの発見でした。


―今後はどんな研究をされたいと考えているのですか?


加藤 これからもリーダーシップ開発の研究を続けたいと思っています。リーダーシップ開発は、人と人との関係性がある限り、子どもから大人まであらゆる人に関わりのあるものですので、人の一生に寄り添いながら研究しつづけていきたいと考えています。





事務局から未来のLDC生に伝えたいこと

―最後に、事務局としてLDCへの入学を検討している方へメッセージをお願いします。


井上 LDCは在学生も修了生も先生方も事務局メンバーも、それぞれが支え合いながら、自分らしく学べる場だと感じています。「学びたい、変わりたい」という思いがある人は、思い切って足を踏み入れてみてください。一生の学びと一生の友を得ることができると思います。


鹿島 LDCは思う存分学びに浸ることができ、心から学びを楽しむことができる環境だと思います。学びたい方、変わりたい方と一緒に学びの場をつくっていかれたら嬉しいです。


加藤 LDCは、人づくり組織づくりの大学院であることを目指して、在学生、教員、スタッフが力を合わせてつくっている学びの場です。事務局メンバーが、みなさんの学びをしっかりとサポートさせていただきますので、人づくり組織づくりについて学びたい方は、ぜひ安心して、LDCの学びの輪へと飛び込んでください。