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  • 2022.10.21
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  • 2022年9月 リーダーシップ開発コース説明会レポート③ Q&Aタイム

2022年9月17日(土)、大学院経営学研究科経営学専攻リーダーシップ開発コース(LDC)の説明会をオンラインにて開催いたしました。多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。


説明会の「教員パート」では、経営学研究科の教員がコースの特色や入試制度について説明を行い、「在学生・修了生パート」では、受験勉強から在学中の生活、授業内容、修了後の活動まで詳しく紹介。


本レポートでは、説明会の最後に実施したQ&Aの時間のレポートお届けいたします。
※教員パートはこちら、在学生・修了生パートはこちら




説明会終了後、参加者から寄せられた質問に答える時間が取られ、教員、事務局、在学生らが質問に答えました。



Q:オンライン授業のメリット・デメリットなどはいかがですか?


A:在学生:メリットは多々あります。まず、学びの観点では対面だとスピーカー以外は発言できませんが、オンライン授業では双方向になるというメリットがあります。授業中はチャットがとても盛り上がります。先生の話にコメントをしたり、質問をしたり、誰かが関連情報を教えてくれたりするので、相乗効果が生まれます。もう1つのメリットは垣根を越えて参加できるというところです。家庭の事情がある方も、遠方に住んでいる方も気軽に授業に参加できます。また、そのことにより、多様性が生まれているというのもメリットとして挙げられることかもしれません。


中原教授:オンライン授業はインタラクティブなものにできるように様々な工夫を行っています。とはいえ、講義を聞いていただく部分も必要なので、その点については、2年目以降、オンデマンドで倍速視聴もできる講義動画を用意し、いつでも見られるよう工夫しています。話すだけ、聞くだけはつらいので、オンライン授業では、できるだけプレゼンや議論に時間をかけるようにしています。また、1年目はコロナ禍で難しかったのですが、2年目以降は、対面授業も組み合わせて行うことにもチャレンジしています。



Q:プロジェクト計画書はどのようなテーマについて書きましたか?


A:在学生:自社をテーマに、経営理念とビジョンを実現するために人材開発・組織開発をどのように導入するか?といったことを計画書に書きました。営業から人事に移って5年。どんなに素晴らしい人材戦略、人事戦略、経営計画があっても、人と組織がそれを遂行できないのが課題だと思っていたので、どうすればそれを人と組織に落とし込めるのか、その計画を思いのままに記しました。ただ、計画書の内容、完成度というよりも、このコースで学ぶ意図、イメージをしっかりと持っているのかどうかが見られていたのではないか、という気がしています。



Q:プロジェクト計画書の対象クライアントは自社にしましたか?他社にしましたか?


A:在学生:クライアントは自社、他社半々だと思います。ただ、人材開発・組織開発のサイクルを回していく、というところに大きな違いはないように思います。自社をクライアントとする場合のメリットは、組織文化や人間関係、キーパーソンが分かる、というところです。一方、自分自身も組織の一員であるために、自分自身も自社の課題の一部となって切り離せない、というところがデメリットかもしれません。その点、他社をクライアントにすると、客観的に目線で介入ができる、というメリットがあります。ただ、本質的にはあまり違いはないのではないかと思います。

中原教授:おっしゃっていただいた通り、自社なのか他社なのかは大きな問題ではありません。また、企業、組織のサイズも問いません。どのような組織にも、それなりの難しさがあるものです。やらなければならないことは2つだけです。自分自身で実際に誰かに働きかけ、人材開発・組織開発をするということ。そして、そこで生まれた変化を記述するということ、それだけです。



Q:少数精鋭というのはどういう意味ですか?


A: 中原教授:LDCをより多くの人が同時に学べるようにしたい、ということでれば、オンデマンド授業にして100人、1000人の大学院をつくることもできます。ですが、それでは人材開発・組織開発を学ぶことはできません。人材開発・組織開発を学ぶためには、その人自身がチームの中にいて、実際にチームの中に起きることを見て、チームでお互いにフィードバックをし、チームで振り返りをし、チームで問題を解決することを体験しなければならないからです。経験を通してでないと学べないことだからこそ、LDCでは小さなチームで活動する機会がたくさん設定されています。チーム活動を重視しているからこそ、少数精鋭での大学院運営を行っています。



Q:在学生、修了生が入学を決めた要因は?


A:修了生①:一緒につくっていけそうだと思い、1期生になりたいと思ったことと、理論と実践の両方を学びたいと思っていたため、他にそうした大学院は無かったからです。あとは中原淳先生がいらっしゃるということころも大きかったです。

修了生②:人事、人材領域の専門知識も経験も無かったため、どうにかして実務をきちんとやりたい、と切羽詰まっていました。そんな時に、LDCのことを知り、教員陣のことなどを調べてみて、このプログラムは間違いない、と確信を持ちました。

修了生③:直感で決めました。ですが、自分にできるかどうかは不安がありました。特にプロジェクトができるかどうか、不安でしたが、説明会で小さなクライアント組織でもいい、と聞いたので、思い切って決断しました。

在学生(2年次)①:人事として人と組織の専門性が欲しいと思っていたので、LDCに興味がありました。そこで、LDCのサイトに掲載されている先輩方をFacebookで検索し、直接お話を聞いてみて決断しました。

在学生(2年次)②:私も自分の武器となるような専門性を身につけたいという動機からです。他の社会人大学院とも比較検討したのですが、LDCの説明会の様子を見て、「こういう環境で学びたい」と感じたので、応募しました。何を学ぶかと同時に誰と学ぶかは、すごく大事だと思っているので、その意味でLDCを選んで良かったです。

在学生(2年次)③:説明会で、独自の領域を扱う独自の大学院、という説明を聞き、自分が独自の領域を切り開いていくなら早い方がいい、と考え、入学を決めました。