2021年3月13日(土)、オンラインでリーダーシップ開発コース(LDC)の科目を担当する全教員が集まっての年度末振り返りミーティングが行われました。LDCでは半期に1度、このような全体ミーティングが開かれ、教員間で活発なディスカッションが行われています。
はじめに、コース主任の石川淳先生が、振り返りミーティングの目的を次のように話しました。「LDCではコースの全体最適を重視しています。全体最適を高めるうえでは、『個々の教員がコースの目標、目的を分かっていること』『自分の授業の全体での位置づけが分かっていること』『授業間の連携ができていること』『ベストプラクティスを共有できていること』が大切です。本日は、『2020年度の振り返りを行い、2021年度の方向性を構想する』『次年度に向けての具体的なアクションプランにつなげる』ことを目指していければと思います」
続いて、研究科委員長の山口和範先生が2021年度以降も原則オンライン開講とする授業運営方針を説明。「オンライン展開によって、関東圏だけでなく、全国に向けて質の高い教育を提供することが可能になりました。今後は地域、物理的距離の垣根を取り払ったLDC運営を行いたいと考えています」と述べました。
その後は、リーダーシップ開発コースのミッションや、カリキュラムの全体像など、LDCの目標、方針について再確認し、全教員の目線合わせを行います。2021年度から始まる2年次のリーダーシップ・ファイナル・プロジェクトの概要、進め方についても説明が行われ、コース主査の中原淳先生は「初めての試みとなるので不安もあるが、1人ひとりに対して細やかにサポートしながら進めていきたい」と話しました。
事務局からは、入試結果や次年度の入学者についての報告と共に、1年間の受講生たちの様子やアンケート結果、改善が期待される点などについての情報共有が行われました。
その後は、教員同士の振り返りディスカッションタイムです。2021年度からの新任教員も交え、教員陣は3グループに分かれて、ブレイクアウトルームへ。それぞれが、今期の授業を振り返り、オンライン授業での工夫や、受講生たちの様子などについて話しました。
「オンラインは雑談がしにくく、ついついスライドに情報を詰め込みすぎてしまった」
「受講生によっては接続状態が悪く、声が聞きづらいことがあった」
などと、オンライン授業ならではの難しさを話す教員も。一方で
「オンラインなので欠席や遅刻をする人はほとんどいなかった」
「自宅から授業を行えるのはありがたかった」
といった声もありました。
グループに分かれての分科会の後は、全体での話し合いが行われ、リーダーシップ開発コース修了するために各授業において目指すべき到達点に関して、各教員が意見を交わしました。
「人づくり組織づくりを学ぶ大学院」のあるべき姿について真剣に議論を戦わせる姿に、「コースをより良いものにしていきたい」という教員陣の熱意を感じました。