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  • 2020.11.20
  • 在学生の声
  • 在学生インタビュー「経営者の方、経営者を目指す人にとっても非常に価値のある学びが得られるコースです」

2020年10月17日、一期生の添田優作さんに入学を志したきっかけや大学院生活についてお話をうかがいました。


LDC一期生 添田優作さん(企業役員)


―添田さんが入学を決めたきっかけはなんですか?

添田さん(以下敬称略):建設やIT企業などにエンジニアなど専門職人材を派遣する上場企業で経営企画管掌の役員しています。派遣といっても、従来の登録型派遣ではなく、派遣会社がスタッフを雇用し派遣先へ送る、無期雇用型派遣という形態をとっています。スタッフは安定して収入を得ることができるうえ、専門に特化した仕事ができるため、スキルアップできるというところが大きな特長です。建設もITも業界的に人手不足であり、ニーズも高いので、様々な形でスタッフの成長を支援していきたいと考えていて、そのための知見が得られたらと思い、入学しました。


―大学院生活はいかがですか?

添田:今は週に1~2日出社で、その他はリモートワークなので、基本的には家で仕事した後、そのままリモート大学院、という生活です。実は子どもが生まれたばかりでして、妻も大変そうなので、なるべく子どもの面倒をみるようにしています。一番手のかかるこの時期に在宅で仕事も大学院での勉強もできるというのはラッキーだった気がします。


―在学生同士で企画して勉強会をなさったとお聞きしました。

添田:授業の中で、パーソル総研にお勤めの佐々木聡先生が、識者を集めて「ジョブ型雇用」の研究会をなさっている、というお話をなさっていたので、クラスメイトの遠藤さんが「勉強会を開いていただけないか」とお願いしたところ、快諾してくださったので、先生とコンタクトを取りながら興味ある方を募り、オンライン勉強会を開きました。当日は15名ほどが参加し、佐々木先生から、今注目が集まっている「ジョブ型雇用」について、じっくりと教えていただくことができ、とても勉強になりました。


―LDCで学んでいることはお仕事に活用できていますか?

添田:はい。少し前に自社内の人事制度を見直すような機会があったのですが、その際には、「戦略的人的資源管理」で学んだことが役立ちました。経営戦略と事業戦略をどのように人事戦略につなげ、実行していくのか、といったことを学んだので、そうした観点を取り入れた人事制度案をつくって社長にプレゼンを行い、実際に今、その方向で進めています。


―LDCで学ぶことのメリットはどんなところにあると思われますか?

添田:様々なバックグラウンドを持った先生方から、この分野の理論と実践を上流から下流まで、トータルで学ぶことができるところです。
 今、受けている「人材開発・組織開発論」の中原淳先生からは人材開発・組織開発の理論的、歴史的なところを学べていますし、実際にクライアント向けのプロジェクトに関わるところも体験できます。「経営戦略論」は、アカデミックな鈴木秀一先生と企業人である林征治先生のお二人による授業なので、バランスがとてもいいです。「戦略的人的資源管理」の佐々木聡先生からは戦略をどう人事に結びつけるのか、実践的な知識を学ぶことができましたし、「戦略的人事実務論」の櫻井功先生からはご自身が人事のトップとしてどんなことをなさったのか、具体的なお話を伺うことができ、それも非常に参考になっています。
 ファイナルプロジェクトでは、一年目の様々な学びを生かし、自社の事業の中で、エンジニアのキャリアパスを確立していけたら、と考えています。


―今後、LDCで学びたいと思われている方に向けて一言お願いします。

添田: 経営と人事、人事と経営というのはつながっているものです。働き方や人の問題がより重視されるようになっている昨今では、どちらかではなく両方が分かっていないと上手くいかないのではないかと感じています。人事の方は経営を学ぶ必要があるし、経営者は人事を学ぶ必要がある。LDCには人事の方が多いのですが、私は経営者の方、経営者を目指す人にとっても非常に価値のある学びが得られるコースだと感じていますので、ぜひそうした方々にも目指していただきたいです。