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  • 2020.10.29
  • 入試・説明会 在学生の声
  • 2020年9月リーダーシップ開発コース説明会レポート②[在学生パート]

2020年9月19日(土)に経営学研究科経営学専攻リーダーシップ開発コース(LDC)の説明会をオンラインにて開催いたしました。多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今回ご参加いただけなかった方にも、当コースの理解を深めていただけるよう、本説明会の中で行われた在学生によるコース紹介の内容をまとめてお届けいたします。
※教員パートはこちら


在学生パートでは、4月からLDCで学んでいる在学生のうち5名が、LDCでの学びについて紹介しました。まずは在学生5名が自己紹介。企業で人事業務に就いている人、人材育成に関わる仕事に就いている人、地方の医療法人で働いている人など、年代も様々。お互いにニックネームで呼び合うなど、終始、和やかな雰囲気で進められました。

以下のセッションに分けて当日の様子をレポートします。
◇LDCで学んでみての感想
◇半年間での変化は?
◇仕事との両立はどうしているのか?
◇LDCをおすすめしたいのはどんな人?
◇入試に向けてやったことは?




◇LDCで学んでみての感想


Aさん
大学院での講義が連動してプログラムされている
・必修で全員が受講する科目が多いため、学びが面になって広がっていく感覚がある
オンライン上でしっかりとコミュニケーションを取り、助け合いながら活動できた
・4月から3か月間行われたウェルカム・リーダーシップ・プロジェクトは、「一度も会ったことのないメンバーとオンラインだけでワークショップをつくる」ことにチームで取り組んだ。自分にできるのかと不安だったが、必要な知識も教授されつつ、オンライン上でしっかりとコミュニケーションを取り、助け合いながらやっていくうち達成することができ、「やり切った」感があった
「人と組織」の課題があるところに学びが活かせる
・組織の人事に携わっていなくても、どこにいても「人と組織」の課題はあるので自分次第で学びが活かせる。入学以降、学んだことを職場で生かせる機会が何度もあったので、その点は本当に良かったと感じている


Eさん
組織人事課題を持つ仲間がいる
・仕事の中でモヤモヤしていたことが、授業のディスカッションを通じてスッキリすることが何度もあった
・グループワークの授業はかなり大変でした。グループワークの授業に比べると、不思議とケースの授業が楽に感じてしまうこともありました。
実学的なことも、学術的なことも学べる
・学術的な原理原則系の理論を学べるだけでなく、オンラインワークショップの企画など、実務で生かせるノウハウが学べて副産物が多い
・反転学習用の動画をつくるなど、ITスキルが身についた。仕事でウェビナーを開くことになった際も、授業でやったことが活かせた


Kさん
フィードバックをする、受ける機会が多い
・フィードバックの作法をきちんと学んだうえで、的確なフィードバックを行うことで、耳の痛いことも受け入れやすかった。他者にフィードバックするときと同じ目線を自分自身にも向けられるようになる
・今後、自組織でリーダーシップ開発を行っていくにあたり、自分自身のリーダーシップを振り返る機会を与えてもらえていることは非常に良かった
新しい学習や実践の機会に出会える
・教員との授業以外での勉強会、外部の読書会など、独学しているだけではたどりつけないチャンスがある。教員も学生も、意欲ある人には寛容に、熱意をもって応えてくれる。先日は学生の方からお願いして、補講をしていただくことができた
・最初の授業で分からなかったことが、他の科目の授業で分かるようになる、ということが何度もあり、知識が重なっていく感じがある


Sさん
結構忙しい!でも充実!
・金曜夜と土曜だけでは済まないだろうと覚悟していたものの、グループワークがこんなに大変とは想定外だった
・大変だったが、最初に時間をかけてでも「お互いを知るチームビルディング」をした方が、良いアイディアが出て良い結果になる、ということを体感できたことは大きく、仕事にも活きている。大変だけど充実している
先生も事務局も学生も良い学びの仲間
・学びたい、この場を良くしたい、と思う人を全力で応援してくれる雰囲気がある
・積極的に働きかけると先生方も相談に乗ってくれ、特別講義などもやってくれる
・学生同士では読書会も盛んにおこなわれている


Mさん
ぶっちゃけもっとつらいと思っていた!
・一人で孤独に黙々と学ぶようなイメージだったが、グループワークが多く、オンラインでも様々な場面で仲間が助けてくれる。ただし、仲間に甘えて頼りきってしまうと得られる経験も得られなくなってしまうので、セルフマネジメントは大切だと感じた
自己開示に心がざわつくことも…
・リーダーシップについて学ぶ授業では、自分の強み、弱みを共有する場面が多い。自分を直視する機会が多くて、心がざわつくことも。ただ、「大人の学びには痛みが伴う」という中原先生の言葉通り、自分自身のリーダーシップの成長には必要だと感じている。半年間、走り抜けました!



◇半年間での変化は?


Mさん
自信をもって働けるようになってきた
・LDC入学のきっかけは2年前に人事に異動となり、知識も経験も無い中、手探りで業務に当たることに不安を覚えていたから
・入学後、様々なことを学ぶうち、少しずつ職場でも自分の判断に自信がもてるようになってきた
・これまでは本で読んだだけだった知識が、グループで対話を重ねる中で自分自身のものとなってきて、経営陣にも自信をもって発言できるようになった



◇仕事との両立はどうしているのか?


Eさん
仕事:週1日出社、週4日在宅勤務、残業は週20~30時間(時には仕事対応しながら受講することも…)
大学院:金曜夜と土曜日だが、平日の夜は予定が入ることが多い。グループワークのミーティングが週に1、2回。予習時間は1科目につき週に2~3時間ほど
プライベート:夫と二人暮らし。夕食は夫の担当。9月から夫の転勤で地方へ。LDCはオンラインがメインなので環境が変わっても続けられる

※学ぶ時間を確保するために周りの協力を得ることが大事なので、受験前から会社の上司、パートナー、家族の協力が得られるよう予め準備しておくことがポイント



◇LDCをおすすめしたいのはどんな人?


Aさん
・理論やスキルを学ぶだけでなく、すぐに実践してみたいと思っている人
・最近、フィードバックをもらう機会が少なくなったし、機会があっても素直に受け入れられなくなっているなと思っている人

Kさん
・怠け者、意思が弱い人におすすめしたい。チームで学ぶのでドロップアウトしにくく、サボりにくい構造になっている
・オンラインで学ぶこと、実践することを前向きに捉え、より良いものにしていこうと思える人
・関東圏以外の地方の人など、居住地や時間の制約によってこれまで学びをあきらめていた人。私自身、現在西日本から参加している。オンラインならどこからでも学べる。地方の仲間を増やしたいので、ぜひ挑戦してほしい

Sさん
・学んだことと現実(会社・職場)をつなげて考え、新しい一歩につなげられる人
・グループワークを通じてどんな人からも学び、自分を鍛えたい人。自分と全く違う意見を持つ人もいるが、そうした人からも学ぶことが多い。そうしたことから学びたい、という人があうのではないかと思う



◇入試に向けてやったことは?


・人材開発、組織開発、リーダーシップ開発に関連する書籍を先生方の著書を中心に読みこんだ
・サンプル問題を解いて、それが解けるレベルにあるかどうかチェックした
・授業のタイトルを参考にしつつ、関連分野の本を読んだ



最後は全員で「みなさんと一緒に学べることを楽しみにしています!ありがとうございました!」と挨拶して終了。充実した学びの日々を楽しんでいる様子が伝わるセッションでした。