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  • 2020.08.05
  • 授業
  • 「リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト」終了!

 7月11日(土)LDC「リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト」の最終授業がオンラインで行われました。最終授業のテーマは「リーダーシップ開発」です。


 入学から3か月間に渡り、チームで「組織変革を成し遂げた事例を情報収集し、その要諦を学べるオンライン・ワークショップをチームでつくる」というグループ課題に取り組んだ受講生たち。前回、前々回に行われた最終報告会では各チームとも工夫を凝らしたオンライン・ワークショップを披露しましたが、「リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト」の真の目的は、「リーダーシップ開発を学ぶこと」。最終授業では、チーム活動について、その中でのリーダーシップについて、様々な形で、振り返りが行われました。


 受講生たちは、「私のチームは葛藤だらけでした。経験やスキルの違いもありますし、コミュニケーションスタイルの違いもありました。もやもやしたところは可視化してみんなで話したら共通理解が進みました」「中間発表後、お互いに言いにくいところもフィードバックし合った後は、チーム活動が劇的にやりやすくなりました。言いにくいことを伝えるのには不安がありましたが、信頼関係ができていれば大丈夫なんだ、と分かりました」など、様々な葛藤を乗り越えた経験を語っていました。


 中原淳教授は「チームでの課題解決では、矛盾や葛藤は所与のもの。チームに起きる様々な問題事象の水面下には、大抵、コミュニケーションや意思決定の方法など、目に見えないような矛盾や葛藤が潜んでいるものです。一番大切なものは目に見えない。人材開発を学ぶ人たちはこのことを身をもって知ること、体感することが大切です」と話します。


 途中に事例解説などリーダーシップ開発についての講義を挟みつつ、受講生たちは様々な形でそれぞれの活動について振り返りを行いました。最後は、中原教授が「人材開発に関わる人に持っていてほしい思い」を、吉野弘の詩に託して紹介。静かな余韻に包まれながら、3か月の「リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト」の最終授業が終わりました。



 ※当授業を取材いただいた記事が「週刊ダイヤモンド20年8月8日・15日合併特大号」に掲載されました