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  • 2020.08.03
  • 授業
  • 春学期の山場! リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト最終報告会

 6月20日(土)、6月27日(土)の1、2時限、8時50分~12時25分に、リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクトの最終報告会がオンラインで行われました。リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクトのチーム課題は「組織変革を成し遂げた事例を情報収集し、その要諦を学べるオンライン・ワークショップをチームでつくること」。


 4月4日に結成された5つのチームは、3か月間、オンラインのみのグループ活動でこの課題に取り組み、6月20日に3チーム、27日に2チームの発表が行われました。各チームに与えられた持ち時間は1時間。1時間で完結するオンライン・ワークショップを実施するのが、最終報告会のミッションです。


 ワークショップに参加するのは、発表チーム以外の受講生たち。どのチームも、発表前の1週間は「夜な夜なオンラインで打ち合わせをしていた」というだけあり、しっかりと作りこまれたオンライン・ワークショップばかりでした。参加者も「中間発表の時と比べてすごく良くなったね」「〇〇さん、ファシリテーションが上手だね」などと、他チームのワークショップを楽しみながら体験していました。


 1時間という短い時間のワークショップでしたが、各チームとも、事前にワークシートやケーススタディを配布することで予め内容についての理解を促しておく、アフターフォロー策を用意する、など、効率的に学べるような工夫が各所に施されていました。また、投票機能やホワイトボードなど、オンラインならではの機能を効果的に使ったワークショップも。チームによって、取り上げた組織変革事例も裏付けとなる理論もワーク内容も様々でしたが、どのチームの発表も、事例や理論の解説がしっかり盛り込まれており、まさに「理論と実践をつなぐ」アカデミックなオンライン・ワークショップとなっていました。


 発表の中には「リーダーシップ開発コースの未来の仲間を考える」ことをテーマとしたワークショップもあり、参加者は、「仕事との両立が大変だった。みんながいたからできた。一人ではできなかったと思う」「体系化された理論と実践を同時に学ぶことができてバランスがいいと感じている」などと、開講からの3か月間を振り返っていました。


 全チームの発表終了後は先生方による講評です。講評にあたるのは授業担当の石川淳先生、中原淳先生、藤澤広美先生の他、LDCの授業を担当する山口 和範先生、佐々木宏先生、鈴木 秀一先生、田中 聡先生で、講評と共に、チーム毎に最終評価シートの得点が発表されました。

 
 3か月間、画面越しに喧々諤々議論しながら課題に取り組んできた受講生に向け、中原先生は「みなさん、3か月間、お疲れ様でした。『やっと終わった~』とほっとなさっているところかと思います。ですが、残念ながらまだLDCの学びのほんの“さわり”が終わったところ。これからが本番です。ここを足掛かりに、さらに理論と実践の学びを深めていっていただきたいと思っています」と労いと激励!?の言葉をかけました。


 最終報告会は終わりましたが、「リーダーシップ・ウェルカム・プロジェクト」の授業はここで終わりではありません。次回の最終講義に向けて、受講生は個人そしてチーム毎に徹底的な振り返りとフィードバックを行い、このプロジェクトの真の目的!?である「リーダーシップ開発」につなげていきます。石川先生は「最終報告会の評価を見て、がっかりしている方もいるかもしれませんが、気にする必要はありません。これまでのことはすべて、次回、最後の授業のためにやってきたといっても過言ではありません。ぜひ今回の結果をみなさん一人ひとりの学びに生かしていただきたいと思います」と、授業を締めくくりました。