リーダーシップ開発コース開講から1カ月半が経った2020年5月16日、第一期生のお二人に、入学を志したきっかけや学び始めてみての感想などをうかがいました。
LDC一期生 海野航平さん(医療機関 事務総合職)
―入学を決めたきっかけはなんですか?
海野さん(以下敬称略):在宅医療のクリニック で経営企画のような仕事に携わっています。 医師や看護師といった専門職のスタッフが多く活躍しており、自分自身も専門性を身に着けることで、組織の中でできることが増えるのではないかと考え、大学院入学を決意しました。
―立教大学のリーダーシップ開発コースを選んだ理由は?
海野:人と組織について学ぶことで、多くの専門職がチームを組んで患者さんのケアにあたる、在宅医療という分野での組織のあり方を考えていく際に役立つのではないかと考えました。人と組織の大学院は日本でここしかないという紹介を見て、迷わず「ここしかない!」と決めました。
また、今勤務しているクリニックはとてもうまくいっているいい組織なのですが、なぜそうなのかが、うまく説明できないのです。これを学問的、理論的に探究し、説明できるようにしたい、と思ったのも理由の一つです。あと、一期生というのも魅力でしたね。一期生は一回しかないですから。
―実際に4月から学び始めていかがですか?
海野:授業内容ももちろんですが、一緒に学ぶ仲間から多くのことを学んでいるように思います。この大学院には様々な業種、職種の人が集まっているので、持っている知識やスキル、考え方も様々。日頃お会いしないような人たちとの関わりがとても新鮮です。
―お仕事をしながらの大学院生活ですが、お忙しくないですか?
海野:授業は金曜、土曜だけなので、大丈夫だろうと思っていたのですが、平日の夜もオンラインで集まってグループワークを行うなど、意外と忙しいです。大変ですが、せっかく授業料を払って入学したわけですし、楽をせず、貪欲に吸収したいと思っています。
―オンラインの開講となりましたが、その点についてはいかがですか?
海野:今のところ、オンラインで全く問題ないです。オフラインを知らないからかもしれませんが(笑)。
実は私は岐阜県在住でして、毎週末、新幹線で来京し、ホテルに一泊して通学することを考えていました。ですので、移動のための時間も経費も掛からないオンラインというのはむしろとてもありがたいです。
首都圏在住以外の方や外出が難しい子育て中の方などにとっては、オンラインで学べるメリットは大きく、その方が学ぶ人が増えるように思います。といっても、やはり月に一度位は直接会えると嬉しいですけどね。その日が来ることを楽しみにしています。