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  • 2020.06.13
  • 在学生の声
  • 在学生インタビュー「思い切って挑戦してみて良かった!」

リーダーシップ開発コース開講から1カ月半が経った2020年5月16日、第一期生のお二人に、入学を志したきっかけや学び始めてみての感想などをうかがいました。


LDC一期生 片庭佐紀子さん(人材ビジネス/人事)


―入学を決めたきっかけはなんですか?

片庭さん(以下敬称略):新卒から総合人材サービス業で、人に関わる仕事に携わってきました。今は人事になって5年目、HRBP(Human resources business partner)として経営戦略や事業戦略をどう人事的にサポートしていくか、というミッションを担っています。
 人材ビジネスを担うスタッフがどのようにして自立的にキャリアを形成していくのか、そのために自社にどのような仕組みづくりをし、どのような発信を行えば、会社としての付加価値を出していけるのか、というところに興味があります。
 この先、今までの経験だけでは、壁を突破できないのではないか、と感じるようになり、この分野に関して、理論と実践をつなぐ知見を手に入れることで、もっと自信を持って価値提供していきたい、という思いから入学を決めました。


―立教大学のリーダーシップ開発コースを選んだ理由は?

片庭:人事部に異動となってから、中原淳教授の様々な著書を拝読してきたのですが、たまたま中原教授のブログで、社会人大学院が開講されることを知り、興味を持ちました。
 ただ、私にとって大学院というのは「選ばれた人が行く所」というイメージがあったので、正直、かなりハードルが高いと感じていました。周囲の人たちに相談したところ、「やってみたら」と背中を押してもらえたので、思い切って挑戦してみたところ、門戸が開かれた、というわけです。


―応募する際、ハードルが高いと感じていらっしゃったのですね?

片庭:かなり高かったです。説明会には800人近く参加していたので、「募集人数10名」と聞き、「これは無理かも」と思ってしまったのですが、「失うものは無いし、チャレンジしてみよう」と。思い切って挑戦してみて良かったです。


―実際に4月から学び始めていかがですか?

片庭:まだ2か月経っていませんが、経営学概論で様々な理論について学んだり、リーダシップ・ウェルカム・プロジェクトのディスカッションを通して様々な気づきを得たりと、視野の広がりはかなり感じています。
 ただ、学んだことをしっかりと理解し自分のものにしていくためにはもう少し丁寧に咀嚼していく必要があるように思いますので、その時間をどう確保するかが、今後の課題です。


―グループワークの機会が多いのも、この講座の特徴かと思いますが、いかがですか?

片庭:入学からすぐに2つのグループワークが走りはじめていますので、仕事をしながらの時間の確保が難しい、というところはありますね。ただ、これはグループワークの良さかと思いますが、様々な知見や発想を持ち寄り、補い合い、高めあう中で、一人ではたどり着けないようなところまで行くことができているように思います。


―オンライン授業については、いかがですか?

片庭:最初のうちは、やはり「立教大学のキャンパスで入学式の雰囲気を味わいたかった」という残念な気持ちがありましたが、始まってみれば、意外と問題なくやっていけていますね。むしろ、これだけ短期間の間に講座をオンライン化してくださったことに感謝しています。
 今となって思うのは、通学するための移動時間がかからない、ということが、働きながら学ぶ社会人大学生にとって大きなメリットだということです。オンライン授業はどこにいても瞬時に教室に行ける「どこでもドア」。今後、この「どこでもドア」が無くなり、リアル授業に戻った場合、終業後、電車移動して授業に間に合うだろうか、と考えるとちょっと心配になります。


―とはいえ、オンラインでのグループワークは難しいのではないですか?

片庭:確かに、直接、会ったこともないメンバーと行うオンライン上だけのグループワークでは、発言の背景が読み取れないようなこともあり、コミュニケーションはより慎重により丁寧に行う必要があるな、と感じています。
 ですが、なにか課題が出てきたとしても、事務局の方々も先生方も「みなさんと一緒にこの講座をつくっていきたい」とおっしゃっていましたし、「きっとみんなで乗り越えられるだろうな」という気持ちでいます。授業を通じて、オンラインならではの愉しみ方を発見していけたらいいな、と思っています。