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  • 2020.04.01
  • リーダーシップ開発コース新入生の皆様へ

立教大学大学院研究科経営学専攻への入学、おめでとうございます。

今年、経営学研究科経営学専攻では、新しくリーダーシップ開発コースを開設し17名の入学者を迎えることができました。


4月は、大学においても社会においても、桜の花とともに新たな出会いや新しいスタートを感じ、ある種の興奮を覚える時期であります。


しかし今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、大勢が集まる形になる入学式や種々の関連するイベントを中止することとなり、例年とは違う感覚で4月を迎えることになりました。


今回の中止や延期の決定は残念ではありますが、大学としての活動を止めるわけにはいきません。9年前の大震災の際にも、立教大学では入学式が中止となり、授業開始も延期となりました。当時の吉岡立教大学前総長は、入学式が行えなくなり、1か月間授業開始を遅らせる際に、大学の存在根拠について、次のように語っています。「一言でいえばそれは、「考えること」ではないかと思います。大学とは考えるところである。もう少し丁寧にいうと、人間社会が大学の存在を認めてきたのは、大学が物事を徹底的に考えるところであるからだと思うのです。」


この言葉を振り返り、我々は、考えることを止めてはならないと、新たな問いの連続に、考えて考えて答えを探していかなければならないと思います。考えること、学ぶことを止めてはならないのです。


立教大学は、4月9日から、オンラインでの授業をスタートさせます。経営学研究科ではほとんどの科目を、グループワーク主体の科目も含め、オンラインとして開講し、皆さんの学びの場の提供を行います。9年前は、ひと月講義開始を遅らせましたが、今回は皆さんとともに、新しいチャレンジを行います。多くの教員が、初めての試みであり、試行錯誤しながらのスタートです。一期生である皆さんにとっても、予想していた事態ではないと思いますが、新たな学びの場の構築へのチャレンジを共に行っていただくことで、別の意味での4月の興奮を感じていただきたく思います。


ひとは多くの人との繋がりが必要です。繋がって、絆があって、ひととしての営みがあると信じています。しばらくは、顔を突き合わせての繋がりを持つことはできません。いま、世界中の人が、絆を求めて苦しんでいます。大学で共に学ぶ仲間として、新たな絆のつなぎ方を、一緒に考えていきましょう。


新しい問いが、次々と皆さんの前に現れます。その問いに答えるため、学びを止めてはならないのです。


2020年春が、新たな学びの場の構築のスタートとなることを祈念し、みなさまを迎える言葉としたいと思います。


入学、おめでとうございます。


2020年4月1日
立教大学経営学研究科委員長 山口和範